がんは一生のうちに2人に1人が罹患する、身近な病気です。近年、がんの治療法は大きく進歩しました。その一方で、手術や薬物療法に伴う体力低下、生活機能の障害、様々な苦痛症状への対策は、まだ十分とは言えません。
そうした障害や症状に対し、リハビリテーション治療、特に『運動』が極めて有効であることが、近年の臨床研究で次々と明らかになっています。運動は、術後の回復を早め、再発率を下げ、そして生存率を高める可能性が示されています。
特に、昨年(2025年)7月、世界的に権威のある医学雑誌(New England Journal of Medicine)に発表された大規模な臨床試験(Challenge試験;第3相ランダム化比較試験)では、運動が生存期間を延長させる効果は、『既存のがん治療薬に匹敵する』ことが示され、世界中に大きな衝撃を与えました。
運動は、従来の「手術」「放射線」「薬物療法」に続く、『第4のがん治療の柱』として、QOL(生活の質)の向上だけでなく、生存期間を延長させるための必須の治療となりつつあります。
しかし、大きな課題があります。入院中のリハビリテーションは医療保険で認められていますが、退院後の外来では医療保険が認められておらず、患者さんが運動を継続したくても、その受け皿が少ないのが現状です。
私たちは、こうした問題を解決するため、外来でも安心してリハビリテーション治療を続けられるプログラムの開発や、その効果を認めてもらうための臨床研究を精力的に進めています。
この公開講座は、まず皆さまに「がん治療における運動の重要性」を知っていただくために企画しました。がん治療中や治療後をより良く生きるための具体的な運動の実践方法を、わかりやすくお伝えします。
「運動は、がん克服の鍵である」。本講座が、皆さまの明日からの一助となることを心より願っています。
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にご参加ください。
| 開催日時 | 2026年 3月 19日(木)18:00~19:30 |
| 開催形式 | オンライン開催(ZoomウェビナーによるWEBライブ配信) |
| 対 象 | がんのリハビリテーションに関心のある方すべて (患者/家族・医療従事者・介護従事者・研究者・一般・学生ほか) |
| 参加費 | 無 料 |
| 主 催 | AMED革新的がん医療実用化研究事業「食道癌術後患者を対象とした外来がんリハビリテーションプログラムの開発に関する研究」研究班 |
| 後 援 | 厚生労働科学研究費補助金 がん政策研究事業「がんのリハビリテーション、およびリンパ浮腫診療の一層の推進に資する研究」研究班 |
『がんと運動:運動はがん克服の鍵 理論編』
[講師]石川 愛子 先生(順天堂大学保健医療学部 理学療法学科)
『がんと運動:運動はがん克服の鍵 実践編』
[講師]上野 順也 先生(国立がん研究センター東病院 リハビリテーション科)
■■事前参加申込み必須です■■
以下の事前参加申込フォームより、必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
1・医療者用
■ 参加申込フォーム ■
https://forms.gle/S2WPgfiHMrkpS9G97
2・一般の方用
■ 参加申込フォーム ■
https://forms.gle/kDHR1YhShtQDf61Y7
[ 対 象 ]
がんのリハビリテーションに関心のある方すべて
患者さん/ご家族、医療・介護従事者、研究者、一般、学生 他
[受講募集期間]
*本会Zoomアクセス方法につきましては、参加申込後、追って別途ご案内させていただきます
以下、本会運営事務局までメールにてご連絡ください。
■運営事務局■
慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室
本会連絡先E-Mail|jascc.cancer.reha★gmail.com
※「★」を「@」に変更してお送りください